■2012年度 榛南青年会議所 理事長
大石佳彦(オオイシヨシヒコ) ご挨拶

2011年3月11日、私たちは甚大な災害を目の当たりにしました。津波に押し流された被災地の光景は、かつての戦争の焼け野原を想起するに十分なものでした。 そして現在も日本の復興・再生には様々な困難が立ちはだかっています。

しかし、私たちの先達は、かつての戦争による荒廃から奇跡の復興を遂げ、日本を経済的に豊かな国へと導いてくれました。私たちはこのような先達の努力にあらためて感謝するとともに、いまを生きる青年として、この国難を克服していかなければなりません。

私たち青年会議所は、いま、目の前の現場で起きていることに対し、ひとりひとりができることを考え、自発的に行動し、互いに連携・協働することで震災直後から街頭募金や支援物資の集配、被災地での人的支援などを行ってきました。

悲しみのどん底にあっても秩序を守り、助け合いながら懸命に自立しようとしている被災者の姿は、支援している私たちに勇気を与え、「真の自立とは何なのか」を問いかけてくれました。
「真の自立」とは、特定の何かに依存したり支配されたりすることなく、自ら考え、自らの判断によって行動し、その結果に対して自らが責任を負うことです。

災害においては自分の身を自分で守らなければ、家族を、まして他人を助けることなど到底できないという厳然たる事実を、そして、いざという時への備えを他者に依存してしまうことの恐ろしさを、私たちは嫌というほど思い知らされました。

2012年度、私たち榛南青年会議所は地域の「真の自立」のために「ありがとうからはじめよう」をスローガンにまちづくり運動を展開して参ります。どうぞ宜しくお願い致します。



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